学年と年齢と実力

 ある授業で授業終わりにちょっと話しかけたら、その人はいい人っぽくて、どうやら当たりを引いたようである。その人は同い年とは思えないいい感じの落ち着きぶりを持っていた。その風貌は宛ら数々の試練を乗り越えてきた玄人のようだった。私自身もいい刺激を受けて、「さらに勉強を頑張ろう」と思った。

 まだ大学3年生とは、数少なくしか合っていないが、皆しっかりとした落ち着きぶりをしていた。対象的に友人の大学2年生とは、仲は良いがあそこまでの貫禄や賢さは感じられず、これから芽吹く青葉のようだった。新一年生はまだまだ「ぺーぺー」で、幼さと未熟さを感じ取れた。

 大学で留年が決まり、対面授業が再開してからは、様々な学年、年齢の人と出会った。彼らから学んだことは、所定の学年通りに進学していったものたちは、賢そうであることと、自分は大学1年生のときと浪人後半、現役後半でサボっていたから、差がついてしまったということ。

 彼らに追いつくには必死で勉強するしかない。今、勉強に熱が入った。